同級生
趣味:映画鑑賞
そんな事を言ってみたいなんて憧れます。
私は映画に対して執着があまりない。
もともと一人行動がとっても苦手だったこともあって、学生時代から映画を見るって家族と友人とどっちかだったんですよね。
映画好きな友人はいるけど、一人で見にいく事が好きなタイプの子だったから…本当に映画館でみた映画なんて数えられるくらいかもしれません。
そんな私も、前記事でも決意した通り春休みは沢山吸収したい!と思っていたので行動的!
今日は映画「同級生」をみてきました。その感想なんかを続きで。
ただちょっと批判的な事も書いてしまうかもしれないので、見る際はお気をつけください。
本当に本当にこの作品が大好きだから故にちょっと辛口になってしまう。
中村明日美子先生が原作の漫画を映画化したものです。
私、本当にこの作品が大好きで大好きで…
死ぬときは棺に入れて欲しい漫画のひとつです。
明日美子先生との出会いは「バラ色の頬のころ」
当時、続きものとは知らずにジャケ買いをしたのを覚えています。
一通り作品を買い漁ってたので新作は買う!みたいな気持ちで同級生は購入しました。
私の腐女子になるきっかけとなったCPに見た目が似てる(金髪の不良×眼鏡優等生)というのもハマってしまったきっかけだったと思います。
結果的にそれはそれは、とんでもなくハマりました。
朝起きたら読んで寝る前に読んで 、それを毎日繰り返して…
なんて幸せなんだろう。永遠にこの二人を見守りたい。
二人の幸せで、時には衝突したり、距離を置いたり、そんな日常を永遠に見てたいって毎日考えてたものです。(実際、今も考えてる)
全シリーズを枕元に置いて毎日ではないですけど、定期的に読んでは泣くってのを数年続けてるんです。
個展の明日美子先生のコメント「大団円です」って言葉に、これで2人のお話は最後なんだって会場でひっそり泣いたり…
そんな、同級生シリーズが映画化!!動くだなんて…感動間違いない!
ただ一つ、問題がありまして。
ドラマCD化した時の音声が私の想像してたものが違った。
私の中で何かが受け付けないんですね。映画化も同じキャストである。
ただ見なくては始まらない。という事で、映画の感想に。
ーやはり私の中では声が違ったー
でも、映像はとても美しかったです。
タイトルの文字やエンドロールの明日美子先生独特の手書き文字。
そして一冊の漫画を70分の映画のなかにうまーーくまとめられていました。
本当にこの作品が好きな人が作った映画なんだなあと感じました。
愛をすごくすごく感じた…まったく原作のまんまです。期待以上でした。
音楽も世界にぴったり。随所の余白がすごく原作の世界観を表してるなと思いました。
(原作に出てくるモブもばっちり出てる所が本当に愛おしかった)
私の中で佐 条の陰練を見てしまう草壁のシーンってもっとキラキラしてて
それこそ恋に落ちる瞬間というか、世界が止まったイメージだったので
そこが興味持つワンシーンぐらいの表現だったのが、ああそうなのか、って。
これは私の中で美化しすぎてしまっているだけかもしれないなと思います。
あえて観る前に原作読まないで行ったから、もう一度再読してから見たいな。
なにより不満に思う点もあれど、やっぱり大好きな作品が動くってとっても感動的でした。
始まった瞬間ぽろっと涙がこぼれました。生きてるなあ、なんて思ってしまって。
特に走り方が本当に素晴らしかったと思います。
明日美子先生が描く走り方、そのもの。漫画がそのまま動いてるそう思いました。
見終わる頃には声もある程度なれる事が出来たのも事実です(でもダメなんだけど)
出来れば、続編があればいいと思います。